地下鉄の不思議な匂いの正体は?
浅草方面に用事があり久しぶりにある地下鉄に乗ることになったのだが、車両に入った瞬間、何とも言えない不思議な感覚を味わった。
「なんだろう?」
すぐに何か分かった。匂いだ。
あまり心地よくはないけれど、なんとなく馴染みのある、懐かしい匂い。
そういえば前にこの地下鉄に乗った時も同じ匂いがしたことを思い出した。
しばらく考えて辿り着いた結論は「雨の匂い」。
しかし外はさわやかな晴天で雨の気配は全くない。
帰ってから知人にこの話をしたところ、「それは下水の匂いだろう」と即答された。
うーん、そう言われるとそうなのかも?
他の地下鉄では感じないので、その路線のトンネルや配管の構造に原因があるのだろうか?
ただし、駅構内よりも車両内の匂いが強いのが解せないのだが。。
「雨の匂い」について検索してみると、いくつかの説があるらしい。
真偽のほどは定かでないが書き出してみた。
(1)ペトリコール由来説
ペトリコールは地中の粘土に含まれる植物性の油で、湿度が上昇すると大気中に放出されて匂いを発する。これが「雨の匂い」だとする説。
(2)オゾン由来説
雨によってオゾン層の酸素が地上付近まで落ちてきて、オゾンの持つ消臭効果によって地上の匂いが消臭される。その時に独自の匂いが生じる、という説。
これはどうも、わかった様なわからない様な説だと思う。
(3)ゲオスミン由来説
土壌中のバクテリアや細菌が発生させるゲオスミンという物質の匂いだとする説。
これは下水道の匂いの原因でもあるらしい。
と、いうわけで(3)が本当ならば、知人の下水説は結構的を射ているかもしれない。
2014-03-16 00:22
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