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わずか1個のアミノの変化で睡眠時間が短くて済むようになる? [雑感]






「脳には妙なクセがある」(池谷裕二著)の中に、睡眠時間について面白いエピソードが紹介されている。



必要な睡眠時間は人によって差が大きく、5時間以内の人もいれば9時間以上必要な人もいる。

この長短には遺伝的な要素が少なからずあり、全人口の5%程度が短眠タイプだという。



私は子供のころ寝つきが悪く、朝も割と早く目が覚めることが多かった。

正月やお盆など、親戚が田舎に集まった時なども同年代のいとこの中で一番夜更かし、かつ早起きだった。



それがどうゆうわけか成長するにつれて睡眠時間が長くなっていき、成人する頃には毎日7時間以上は眠らないと昼間強い眠気を感じるようになってしまった。

社会人になると5~6時間しか寝る暇のない場合が多く、昼食後などは意識が飛びそうな眠気に襲われることが少なくない。

眠ることもできないので、どうにか我慢するわけだが、正直いってとても生産性が上がるような状態ではない。



最近の研究によると、DEC2(デックツー)といわれる遺伝子に含まれる482個のアミノ酸のうちの385番目のアミノ酸の変化によって短眠タイプとなることがわかっており、ネズミやハエの同アミノ酸を変化させると1日の行動時間が大幅に延びるのだという。



将来、人間の遺伝子を操作することが一般的になったならば、このアミノ酸の操作は大人気となるに違いない。
タグ:脳科学
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